ドーモ!tatsumoです。
フリーランスデザイナーの皆様。
突然ですが、こんな悩みないですか?
はい、今の私です。
この記事では、110人の現役デザイナーの服装を検証してみました。
服装の頻出度ランキングを作りましたので、同じような悩みをもつ方に参考になれば嬉しいです。
遊び半分で書いた記事ですが、検証に嘘はないです。是非最後まで読んでいただければ嬉しいです。
そもそもデザイナーには”制服”がない。
デザイナー職には基本的に決まった制服はありません。
特に、人と会う機会のないデスク上で仕事が完結するデザイナーは自由な服装でなんの問題もないでしょう。
デザイナーなどのクリエイティブ職の仕事は斬新なアイデア・発想力が必要な場面が多い仕事です。
依頼主もそれを期待してデザイナーを雇うはずです。
常識を違った角度から見れる存在であるデザイナーが、“THE普通のスーツ&ネクタイ”で登場したら私は少しだけがっかり感に近い違和感があります。
真面目そうだけど…ステレオタイプなのかな?とか、面白みのない印象を与えかねないです。
服装の自由化が進んでいる現代です。我々グラフィックデザイナーは、機能的になんの意味も持たないネクタイは今すぐ、たんすの一番奥にしまっちゃいましょう。
とはいえ、マナーはある。
とはいえ、ですよ。
商談、プレゼンを行うデザイナーや自ら営業を行うフリーランスの方などは、やはり社会人としての最低限の身だしなみが求められるというのが現実です。
相手方の会社の価値観にもよりますが、実際、服装のセンスがデザイン力の一端を表していると考えている会社や人も多いです。
そう思う人たちがいる以上、たとえばプレゼンのあるコンペに参加ともなれば、服装によって不利益になるような可能性は1%でも排除しておくのが安全です。
また、クライアントは多くの場合、デザイナーを選定する際にネットなどでリサーチしますよね。
つまり、お客さんからしたらデザイナーとのファーストコンタクトは、”プロフィール写真”という場合も大いにあり得ます。
自分の世界観の演出は、服装からすでに始まっていると言っても過言ではありません。
「デザイナーっぽい服装」はマナーというよりもが武器になると考えて良さそうです。
スーツじゃダメっていうし、自分の着たい服だけでアカンって言うし、じゃあ何を着ればいいの?
ということで、今回は、現役で活躍されているグラフィックデザイナーの先生方からヒントをいただきたく、プロフィール写真に写っている服装を調べさせていただきました。
どんなデザイナーを調べたか?
↓↓下記のサイトより、グラフィックデザイナー・アートディレクターと肩書きがある110人の写真を拝見し、服装を1人1人記録させていただきました。
選択基準は、以下の通りです。↓↓
- 現役で活躍されているグラフィックデザイナー・アートディレクター
- 複数の画像がヒットする場合には、新しく撮られたであろう写真を優先。
- プロフィールとして使用されている画像を優先
【検証結果】ジャケット&シャツスタイルが定番でした。
予想通りすぎてす
いやせん。
2位はシャツのみスタイルで29%
次いで、Tシャツとカーディガンが8%程度でほぼ同率でした。
「ジャケットorシャツを着ている人の割合」は、全体の75%
今回調査したデザイナーの過半数の人がジャケットorシャツを着用していることがわかりました。
また、カーディガンやセーターにも大体の場合、インナーに襟(えり)付きのシャツを着用していることが多いので、服装自由とはいえ、やはり業種問わず、シャツはスタンダードな仕事着ですね。
ざっくりわかったこと
- とりあえず、人と会う際はジャケットかシャツきておけば間違いないね
- ジャケットスタイルの中でもノーネクタイの方が多い。
- Tシャツも8%くらいで、結構多い。(IT企業によく見られるTシャツ&ジーンズスタイルは、クリエイティブ職全体的にスタンダードになりつつある服装なのかも。)
- パーカー、革ジャンなどのカジュアルな服は全体の5%程度でかなり少なかった。
- たまにセンス尖りすぎてどんな構造か分からない服があった。(未分類5%)
これで、デザイナーの大凡的なファッションの傾向は掴めました。
では具体的に、実際にどんな服装が多かったのか、ベスト3をイラストにしてみましたのでご覧ください。
1位:ダークトーンのジャケット+白シャツ(ネクタイなし)
1番多かったのは、ダークトーンのジャケットに白シャツの組み合わせでした。
※モノクロ写真が多いので、黒かどうかは判別できませんが、黒、ネイビーが多い印象です。
ジャケットでカッチリ感は出しつつもネクタイをしないことで、硬すぎず崩しすぎずの良いバランスで知的で誠実な印象を受けますよね。
デザイナーは、クライアントへのプレゼンや商談だけでなく、講演や教育機関での講義もします。
どんなシーンでも間違いのない服装と言えますね。
デザイナーの服装の中では、やや堅めな印象です。
2位:白シャツのみ
2位はジャケットは羽織らずシンプルな白シャツのみのスタイルです。
ジャケットスタイルよりもカジュアルですが、白シャツの清潔でクリーンなイメージが好印象ですね。
ノーカラーシャツだったり、ポケットが変形だったりというバリエーションはありましたが、全て無地のシャツでした。
3位:ダークトーンのジャケットに黒Tシャツ
※モノクロ写真が多いので、黒かどうかは判別できませんが、黒、ネイビーが多い印象です。
ジャケットを着ているので、シルエットはカッチリしてますが、首周りの抜け感がバランス良いです。
『黒』の視覚的効果で引き締まって見え、シックな印象です。
4位:黒シャツスタイル
モノトーンコーデ強し!
ベージュとか、明るいブルーのカラーシャツとかも見かけはしましたが、数で言うと圧倒的にモノトーンが多かったです。(モノクロ写真が多いということを加味しても)
基本的に無地。だけど随所にこだわり
ジャケットもシャツもカーディガンもインナーTシャツも、ほとんどが無地でした。
とはいえ、ただシンプルな物を着ていますってわけではなく、細かいところにこだわりが見て取れます。
シャツでいえば襟(えり)の形、生地の素材感、 ポケットなどの細かいディティールなど随所にこだわりが見て取れました。
今回の検証では、衣服のデザインにも関わっているデザイナーも何人も含まれています。
モノの良さを追求し引き出すのに長けているデザイナーですので、当然といえば当然ですね。
服以外の要素でわかったこと
メガネ率高し
メガネをかけている人の割合は、全体の44%でした。
今回の検証では約半数の方がメガネを着用しています。
真面目すぎる&堅い印象になるからなのか、メガネのデザインは、スクエア形などは少なく、丸めな柔らかい雰囲気のメガネが多い印象でした。
おしゃれメガネも多かったヨ
ヒゲも結構多い
ヒゲ率は、全体の25%で、4人に1人が髭を生やしている計算です。
他業種に比べると結構多いのではないでしょうか?
例えば、ノーネクタイ&ヒゲって、営業職などから見たらだらしないと思われるかもしれませんが、クリエイティブ業界においては結構普通ですよね。
パナソニック社が実施した「職業と男性の[身だしなみ]」に関する調査において
ヒゲを生やしてもOKだと思う職種1位に「クリエイティブ職」がランクインしています。
だらしないどころか、むしろヒゲがクリエイティブな感を醸し出す『アイテムの1つ』のような位置付けなのかもしれませんね。
モノクロ写真も多い
今回検証したグラフィックデザイナーのプロフィール画像は半分弱がモノクロ画像でした。
カラー写真の場合でも、“彩度が低めで背景が真っ白”など、非常にシンプルで洗練された構図”が多かったです。
まさに”無駄な装飾や表現を嫌う”デザイナーならではの傾向ですね。
これは、プロフ写真もしっかり撮らなあかんってことですね先生ェ・・
まとめ
グラフィックデザイナー110人の服装をまとめてみましたがいかがだったでしょうか?
ある種わかりきったことを書いた記事でしたが、一応の統計は取れたと言うことで、
もし「ネクタイも締めないで営業に来るとは何事だ!」と言う厳しい人が現れた時に
「いえ、デザイナーの定番スタイルですから、」という後ろ盾になれば幸いです。笑
色々書きましたが、結局のところ…
などを意識しながら選ぶといいと思います。
デザイナーの働き方はこれからさらに自由になっていくでしょうね。
あなたの働き方に会う服装をデザインしてみて下さい。
読んでいただきありがとうございました!
追伸 : パンツはわからん。
すみません、ほとんどバストアップの写真だったのでパンツまでは把握できませんでした…
ほとんどジャケットかシャツを着ているので、チノパンとか、デニムとか合わせたらいいんじゃないでしょうか(適当)笑