- フリーランスデザイナーの働き方って会社員とどう違うの?
- 地方のデザイナーってどのくらいの作業量なの?
- 休日は?オンとオフはどうやって決めているの?
こんな疑問を持つ方に参考なれば嬉しいです。
ドーモ。tatsumoです。
デザイナー歴7年の現役グラフィックデザイナーです。地方の片田舎に移住し、フリーランスとして生計を立てています。田舎でデザイナー起業やデザイン副業を考えている人の役に立てればと思いブログを執筆中。
なぜわざわざ田舎でデザイナーやるのか?コチラも記事もぜひ↓
この記事では、田舎デザイナーである私の「平均的」な1日のスケジュールを記事にしてみました。これから田舎でのデザイナーを目指している方の参考になれば嬉しいです。
フリーランスの働き方は多種多様。
フリーランスデザイナーと一括りに言っても働き方は人それぞれ。例えばこんな働き方のパターンがあります。↓
- 自宅だけでほぼ仕事を完結させる人
- 一週間に数日だけアルバイトをしている人
- フリーランスの形態でありながら1つの会社の中でインハウスデザイナーとしてオフィスで働いている人
1週間のスケジュールはこんな感じ。
私の場合は、1週間のうち1日だけクライアントのオフィスに出向し、社内広報の制作や会社のアートワークを制作しています。それ以外の個人で依頼を受けた仕事は自宅の作業場で行っています。↓
火曜日→(自宅で仕事)
水曜日→(自宅で仕事)
木曜日→(クライアントの会社に出向しインハウスデザイナーとして働く)
金曜日→(自宅で仕事)
土曜日→(休日)
日曜日→(休日)
グラフィックデザイナーの1日のスケジュール
さて、ここから私の1日のスケジュールを書いてきます。繁忙期でもなく、閑散期でもないニュートラルな1日です。
始業時間は9時~10時、終業時間は17-18時までには終えることが多いです。
- 10:00仕事開始
メールチェックから始め、スケジュール確認。
急ぎ案件がないかなど、手持ちの案件に優先度をつけていきます。
スケジュールアプリはnotion。これがなければ仕事にならないくらい気に入っています。主にクライアントとタスクを共有して進捗管理やリマインダーとして使用しています。 - 10:15デザイン制作
AMは頭を使う作業が捗るので、ライティング業務から始めることが多いです。
この日は手掛けている地元のお菓子屋さんの商品のコピーに頭をひねります。 - 11:00クライアントとの打ち合わせ
デザインのサポート契約をしている農家さんのお宅でミーティング。
新しい野菜の加工品ののアドバイスやデザインプランを練る。
この日はトマトのweb販売を始めるにあたり、梱包のアドバイスや畑に出て収穫しながらの写真撮影なども。 - 12:00ランチ
自宅に戻りランチ。
自宅を仕事場にしているフリーランスデザイナーは基本的には自宅のリビングでランチ。熱帯魚に餌をあげたり植物に水をあげたりリラックスタイム。 - 14:00書類整理
一番頭が働かない時間なので、請求書や見積書などの資料作成や帳簿の整理を淡々とこなす時間。経理に使っているツールはfreee(フリー)です。ブラウザーで管理できるので、正直手放せない存在です。
飽きたら気分転換に近所を散歩したり少し昼寝したりします。 - 15:00クライアントとのzoom会議
この日はデザインコンサルティング契約をしている建設会社と進行中プロジェクトについての打ち合わせ。進捗確認から始まりブラッシュアップしたデザインを提出して今後のデザインプランを練る。
遠方にいるクライアントさんとは基本的にzoomで打ち合わせをします。 - 16:00デザイン制作
ポスター、VI制作、パッケージ制作など日によって違いますが、手を動かしてグラフィックデザインに没頭する時間。この日は会社のロゴデザインの制作。修正で返ってきたものもまとめて片付けます。個人的に夕方が1番ノってくる時間帯なので、意匠的なデザイン作業はこの時間帯にするようにしています。使用環境はMAC+adobe creative cloud+モリサワパスポート - 17:00〜18:00業務終了
作業の進捗によって早めに切り上げることもありますし、締め切りが近い仕事が溜まっている場合は+1~2時間くらい作業をすることもありますが、基本的にこの時間に終わることが多いです。
デザイナーの休日は?
家族と休みを合わせたいので、週休二日・土日休みにしています。しかし修正対応や急な入稿作業などが発生することがあるので、休日でもできる限り臨機応変に対応しています。休日でもフレキシブルに対応できてしまうところが、フリーランスの良いところでもあり悪いところでもありますね。
ケータイに不在着信が数件入っていると、ヒヤっとするよね…
フリーランスの労働時間の決め方
フリーランスの1日の労働時間は、自分が決めたデザイン単価から必然的に決まってくるとも言えます。
私も最初のうちは労働時間に対して賃金が見合わなかったりしましたが、少しずつ単価を上げ、作業スピードをあげ、長期的に調整してきました。(田舎のデザイナーの制作料の決め方はいつか記事に書いてみたいと思います。)
会社員時代と変わったこと
会社員時代の働き方と比べてフリーランスの働き方はとても自由度が高いです。しかしそれゆえのメリット・デメリットがあると感じています。
会社員時代と比べて「良くなったこと」
・労働スケジュールや休日を自由に決められる。
・月の稼働時間が約50時間程減った。
・自分の集中できる時間帯に好きな仕事をできる。
・同僚や上司などに顔色を伺うこともなく、1人でデザインに没頭できる。
会社員時代と比べて「ダメになったこと」
・デザイン制作以外の「雑務」に当てる時間が増えた。
・時間管理しないと不規則になりがちなのでスケジュール管理がシビアになった。
・デザインの制作・チェックも一人なので、良くも悪くもこだわり続けられることで労働時間がかさむ可能性がある。
・取材や打ち合わせなど、突発的なスケジュールやリスケに追われることが増えた。
【まとめ】グラフィックデザイナーの1日
田舎暮らしデザイナーがリアルな1日のスケジュールを書いてみましたが、いかがでしたか?
会社員と比べてスケジュール管理や雑務などが必須のフリーランスですが、私は毎日定時に会社に出社したり、会社に決められた仕事スケジュールで仕事をするのが苦手だったので、手間は増えたとしてもこの働き方は自分に合っていましたし、楽しむことが出来ています。
これに関しては、時間をできるだけ使わないで案件をこなしていくということを突き詰めていくのが最善の方法です。スケジュール管理や雑務などを時間を使わないでスピーディに案件を片付けられるようになると自動的に時給も上がっていきます。
今では、確定申告が楽にできる会計ソフトfreeeやスケジュール&タスク管理アプリnotionのように、雑務処理を簡単に済ませられるアプリも豊富にあります。これらの武器を利用して余計な時間は高速化させていきたいですね。
以上、これからフリーランスで起業を目指している方の参考になれば嬉しいです。ここまで読んでいただきありがとうございました!
フリーランスデザイナーのさらに詳細なメリットデメリット、田舎で起業した場合に起こりそうな未来を書いてみましたのでコチラの記事もぜひ。↓