ドーモ!tatsumoです!
グラフィックデザイナーの皆様、DIC使ってますか??
個人的に、色見本帳を開いている時間は、デザイン作業の中でも楽しい瞬間だったりします。
今日はそんなDICカラーガイドに関する、結構どうでも良い雑談を一つ笑
DICとは?
DIC株式会社(旧 大日本インキ化学工業)が製造している特色インキのことです。
特色インキがまとめられた色見本帳は、DICカラーガイドと呼ばれ、1967年から出版され、現在まで印刷会社やデザイナーなどの間で色の指定や色合わせに利用される定番の色見本帳となっています。DICカラーや、単にDICとも呼ばれます。
チラシ・ポスター・パンフレットなど、印刷物を制作する際には欠かせない、グラフィックデザイナの必須ツールですね。
DICの発音は、デザイナー側から気を付けたい。
デザイナーが印刷会社などの業者さんと入稿のやりとりをする際、カラーを特色で印刷して欲しい時に「DIC○○番でお願いします」と指定するのですが、業界人の中には、DICを「ディック」って発音する風潮があるんですよね。
業者さんとの電話でのやりとりの中で、よくこんな会話があります↓
- 「特色はディックで指定してください」
- 「ディックでもPANTONE(パントン)でもどちらでも大丈夫ですよ!」
こういう風に言われることが多々あるんですが、なんともいえない恥ずかしさがあるんですよね。
もしかしてこっちの地方だけじゃないよね…?
こちらが「ディーアイシーでいいですか?」というと、わざわざ言い直して「あぁディックですね」って!!
おじさんから若い女の子の担当までもが、みんな言い直してまで!ディックと!
私はこれを単なるセクハラ的なネタにしたいわけではないんです。
言いたいのはこれだけです。↓
ディックってちょっといろんな意味があるから避けて、ディーアイシーでよくない??
Googleで「ディックとは」で検索しますと、トップに出てくるコンテンツがコレです。↓
Google先生に聞いてみて、真っ先に出てくる解説が”男性器”なのであれば、もう普通に「ディーアイシー」って言いたいですよ私は。むしろ正式には「ディーアイシー」なハズです。
違和感ありながらも流されてる私と同じ境遇の人がきっといると思います。
どんなに周りがディックと言ってきても頑なに「ディーアイシー」と通していきませんか??と、言いたい笑
日本人は世界的に見たら英語ができない人が多いと言われているとはいえ、小学5年性から英語の教育が義務化されています。外国資本の企業が立ち並ぶ現代の日本ですが、今にもましてこれからどんどん英語は身近になっていきます。
ちょっとしたリテラシーにも敏感になってくる時代はすぐ来ると思うので、今のうちから読み方にも気を配りたいなと思う今日この頃です。
余談ですが、GOTOキャンペーンでキャッシュバックがあった際、通帳に記帳したら、
件名が「ゴーツー」。
ゴーツーて…。ゴーツーって書くくらいならGOTOでええやん。こう言うところ、気になる。。。笑
ブランド名は、カタカナ表記も気を付けたい。
カタカナの発音に関連した件をもう一つ。
私の故郷に「クラップ」と言う名前のカフェがあります。
お店の雰囲気もよく、料理も美味しい、スタッフも気さくな方ばかりでとても良いお店です。
クラップ(clap)は英語で「拍手」という意味ですね。
読みやすいからという理由で、「クラップ」とカタカナにしたとのことです。
しかし、クラップというカタカナ表記は、例えば英語圏の外国人からしたら、Clapなのか、Crapなのかがわからないそうです。
Clapだと「拍手」ですが、Crapだと「糞」という意味になってしまうのです。
まさかcrap(糞)なわけなだろ!当たり前にわかるだろ!と日本人の我々は思いますよね。
しかしオーストラリア人の友達が言うには、カタカナだとどっちともとれるので少しびっくりしたと言うのです。
よりによって”飲食店”の店名を「糞」という意味にとれてしまう可能性が、“万が一でも”あるのであれば、その可能性を排除するために英字で“Clap”と名付けるのが無難だろうと思うのです。
こう言う風に表記された商品名や会社名や店名などを見かけるといたたまれない気持ちになってしまいます。
ましてや自分にデザインのご依頼をいただく際に、クライアント側にこう言うケースがあるとどうしても気になってしまいます。
装飾よりも先に言語表現に気をつけたい。
これから先、日本に置いて英語はどんどん身近になっていくと思います。ロゴなど、「色や形を整えるデザイン」に走り出す前に、こちらの意図していないところでマイナスな「ひっかかり」を作ってしまうのは損です。
デザイナー側からもコンセプトの段階から率先して口を出していきたいと思う今日この頃です。
今日はなんだか下の話が多く出てきてしまいまして申し訳ありません笑
このような言語間の表現についてご意見やコメントいただければ嬉しいです。最後まで読んでくださりありがとうございました!